伊豆山みつばち農園のブログ

Atamihoney


伊豆山みつばち農園のブログ

2016年10月


寒さが身に染みるようになったからか、24日頃からプロポリス?で巣門の一部が塞がり始めました。
この巣箱は材質がサワラで出来ており柔らかい為か、オオスズメバチに入られるのを心配するほど齧って広げちゃってました。
自分達で広げた巣門を又自分達でふさいでいます。
何でも自分達でやってえらいね! 

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今日は午前中に農園の見回りをしたけれど、オオスズメバチは1匹捕獲しただけでした。
そろそろ終わってほしい!

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セイタカアワダチソウの花が近くに咲いているけれど、畑の周りのキク科のセンダングサの仲間に19日頃からみつばちが来るようになりました。
センダングサは多分外来種で種子が洋服などにくっつくから個人的にはあまり好きではないけれど、蜜はたくさん出るのかな?
もっと前から咲いていたしいつも犬の散歩で通っているから、来ていれば気がつくと思うけれど最近来始めたのかな?
足にはオレンジ色の花粉も付いています。

ひとつひとつ丹念にまわって蜜を吸っていました。
一所懸命な姿がかわいいですね。 


昨日は青空が眩しいほどで、気温も高く、ちよっと動くと汗ばむけれど持ちの良い秋晴れでしたね〜。
みつばち達は朝から活発に花粉をいっぱい足につけて巣箱に帰って来てました。
蜜もいっぱい花粉も最近とみにいっぱいで、冬の備えは充分な気がするけれど、みつばちにとってはやらなきゃいけない事が他にもあるようです。
それは
オスの追い出し!

何もこんな良いお天気に追い出さなくても、と思うけれど一日中オスが追い出されていました。

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やだやだ〜!


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お家に入りたい〜!

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 あんたは外!

オスの役割は終って、後は花の少ない厳しい冬を群が乗り切る為には無駄を省かないといけないの?
それだけギリギリで冬を越すって事なのか。 
はぁ〜厳しく辛い自然の現実を目にした1日でした。 

昨日夕方、まだ日が沈まない頃に熱海サンビーチに行って来ました。
海辺で薪能が行われるので見に行こうと。
何でもいつもはMOA美術館で開催されるのですが、今年は改築中ということで野外で。
野外っていいですね、波の音風の音が聞けて。

途中散歩されている方もいらっしゃったり、

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大きな船もいっぱいありました。

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初めての薪能鑑賞はとっても良かったです。
正直何を言っているのかわからなかったりしたけれど、野外ならではの趣向があったり、鼓や笛の音に合わせて動く、舞手の方の静かで力強い踊りが月の光と薪の灯の中で、どこか異次元の世界を見ているような感じでした。
これが幽玄の世界なのかな〜
もっと近くで拝見したかったけれど、無料だから仕方ないか〜

思いの外寒くて震えていました。
今日も行われるそうなので、興味のある方は 暖かくして出掛けていって下さいね。
夕日で空が真っ赤に焼けるのが見られるという、おまけ付きでした。
(舞台の写真撮影は禁止されていました) 

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オスとメスのツーショット!
オスはメス(働きばち)より体が大きく、何よりその大きな目が印象的。
大きな目は未交尾の女王蜂を見つける為に役立つそうな。

体の大きさが違うということは、その成育日数も違います。

オスは無精卵からメスは有精卵から生まれ、
その卵が産み付けられる巣房がオスの方が広く、
羽化するまでの日数がだいたいオスが24日、メスが21日です。
ちなみに女王蜂はこれよりずっと短く16日です。

女王蜂は巣房のサイズの違いを感じて雄雌産み分けられるようです。


寒くなるとオスは働きばちによって外に追い出されてしまうと言うけれど、まだそんなことは見られず、オスは毎日昼頃になると外出しています。
羽音が大きいから飛んでいるとすぐわかるんです。
オスは英語でドローン(役立たず、居候)などとひどい言われ方。
日本でもオスに対しての評価は似たようなものみたいです。
でも人にはわからない、交尾以外の役割がオスにもあると思うなぁ。
無駄飯食いだなんて言われたくないですよね、お父さん!








 

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