伊豆山みつばち農園のブログ

Atamihoney


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セイヨウミツバチ


昨日は青空が眩しいほどで、気温も高く、ちよっと動くと汗ばむけれど持ちの良い秋晴れでしたね〜。
みつばち達は朝から活発に花粉をいっぱい足につけて巣箱に帰って来てました。
蜜もいっぱい花粉も最近とみにいっぱいで、冬の備えは充分な気がするけれど、みつばちにとってはやらなきゃいけない事が他にもあるようです。
それは
オスの追い出し!

何もこんな良いお天気に追い出さなくても、と思うけれど一日中オスが追い出されていました。

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やだやだ〜!


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お家に入りたい〜!

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 あんたは外!

オスの役割は終って、後は花の少ない厳しい冬を群が乗り切る為には無駄を省かないといけないの?
それだけギリギリで冬を越すって事なのか。 
はぁ〜厳しく辛い自然の現実を目にした1日でした。 

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オスとメスのツーショット!
オスはメス(働きばち)より体が大きく、何よりその大きな目が印象的。
大きな目は未交尾の女王蜂を見つける為に役立つそうな。

体の大きさが違うということは、その成育日数も違います。

オスは無精卵からメスは有精卵から生まれ、
その卵が産み付けられる巣房がオスの方が広く、
羽化するまでの日数がだいたいオスが24日、メスが21日です。
ちなみに女王蜂はこれよりずっと短く16日です。

女王蜂は巣房のサイズの違いを感じて雄雌産み分けられるようです。


寒くなるとオスは働きばちによって外に追い出されてしまうと言うけれど、まだそんなことは見られず、オスは毎日昼頃になると外出しています。
羽音が大きいから飛んでいるとすぐわかるんです。
オスは英語でドローン(役立たず、居候)などとひどい言われ方。
日本でもオスに対しての評価は似たようなものみたいです。
でも人にはわからない、交尾以外の役割がオスにもあると思うなぁ。
無駄飯食いだなんて言われたくないですよね、お父さん!








 

セイヨウミツバチとニホンミツバチが赤紫蘇の小さなピンク色の花に来ていました。
昨日まではニホンミツバチが1匹しかきていなかったのに、小雨が降り続いていた今日は10匹位まとまってセイヨウミツバチが来ていました。脚には白い花粉もチョピっとついています。
これを見ると、セイヨウミツバチって集団でガァ〜って来て蜜や花粉を持って行っちゃいますね。
その集蜜力があるから人間に飼われるようになったんだろうけれど、他のハチへの影響が気になる所です。

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↑セイヨウミツバチ   ↓ ニホンミツバチ

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静岡県はお茶で有名だけれど、ここの農園の周りにもお茶の木が植えられています。
少しづつ開花が見られるようになり、今日はセイヨウミツバチとニホンミツバチの訪花が確認できました。

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お茶の花の花粉ってオレンジ色しているんですね〜
そんな事に気がつくのも、みつばちを飼っていればこそですね。
今の所はオレンジの花粉を持って帰って来るみつばちは少なく、何の花粉かわからないけれどクリーム色の花粉が圧倒的に多いです。 

いつものスズメバチパトロールも終わり、夕方農園内で犬の放牧です。
走り回って満足気なキナコ。
楽しかったワン。

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スズメバチは少しくらいの雨など関係なくやってきます。
今日も明日も明後日も、、、
みつばちを飼っていなければ、あっぱれと言いたいところですがそうも言ってられません。
いったいいつまで続くのか図書館でスズメバチの本(「スズメバチ 都会進出と生き残り戦略 中村雅雄著」)を探して読んでみると、他の昆虫とは違いスズメバチは9月から10月がピークのようです。
さらに最近は温暖化の影響もあってか遅くまで営巣が続き、オオスズメバチによる殺傷事故も10月下旬に起きることもあるとのこと。
自分より何倍も大きいオオスズメバチとよく闘っているなみつばちは。

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