伊豆山みつばち農園のブログ

Atamihoney


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みつばちについて

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久しぶりの投稿写真が「はちけつ」です。
でも静止画だとその可愛さが伝わりません。
ほんと、お前はハムスターかって叫びたくなるくらいとことこ歩く後ろ姿がそっくりなんです。
頬袋はないけれど、その代わり脚に白い花粉を持てるだけくっつけてます。
この働く姿が健気なんですよね。

いつのまにか9月。
冬支度のため蜂の数を増やさないと。
ダニも心配。
明日も早起きして内険がんばります。

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ヒヨドリっていつも近くにいる感じがしますが、渡る個体もいるようですね。
ここ1週間ほどヒヨドリが100羽位の塊で湯河原方面に飛んでいってます。
この写真の点々がヒヨドリです。

渡り鳥ってすごいですよね!
私はカーナビ使っても目的地まで行くのに右往左往するのに、自分の力だけで海を渡って行くんだから。
みつばちもそう。
あんなに小さいのに、目的地の花があるところに、自分だけでなく仲間も連れて行くことが出来るんだから。
すごいなぁ。


暖かかった次の日の低気温は身体に心にひびきますね。
私がこんなに寒く感じるのだから、みつばちもきっと寒く感じてるだろう、と勝手に思い今日の夕方又巣門を狭めに行ってきました。
過保護ですね。

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作業しているとき、巣箱の中からヨロヨロと1匹のみつばちが出て来ました。そしてころっと地面に落下。そのまま歩いていました。
猫は死ぬ間際になると人の目に触れないどこかに行ってしまうという言い伝え(?)がありますが、みつばちも同じかも。



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ちょっとこの写真ではわかりづらいですが、農園と農道の境目には側溝があり、グレーチングで蓋をされています。
側溝には雨水や使用済みの温泉が流れているんです。
もちろん私には温泉は利用できません。
立ち上る暖かい湯気を羨ましげに横目で見るだけです。
そんな温泉が流れている湯気の立ち上るグレーチングの下にみつばちが入って行きます。
それも次々と。

今日は数日振りにMax10℃超えで、みつばちも外に飛び出していってました。
そして飛んでいった先が、この側溝。
水分を集めに来たのかな?
それとも温泉に含まれている何かに引き寄せられたのかな?
謎です。

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1月7日、玉川学園ミツバチ科学研究センターで行われた講演会に参加してきました。
熱海駅よりも駐車場料金が安い真鶴駅に車を止めて東海道線に乗り、小田原駅で小田急線に乗り換え、玉川学園駅で降りて着いた大学構内には、噴水があったり針葉樹に飾り付けがされていたりとおしゃれな感じ。
当然だけれど車の往来がないし、日曜日だからか学生もおらず、静かで素敵な所でした。
そして建物の中にあるトイレもホテルのようでびっくりです。

今回の 講演演者は四人でみんな面白く、ミツバチを含むハナバチの生態の、新しい知見を得ることが出来ました。

ミツバチは羽化して最初は巣箱の中で働き、その後外に出て蜜や花粉を集める仕事に付くのですが、その蜜の場所に行くために使われるのが有名な8の字ダンス。
オーストリアのカール・フォン・フリッシュさんは、ミツバチがダンスを通してコミュニケーションできるダンス言語を持っている事を発見してノーベル賞をもらったそうですが、今回の発表では、そのダンスが最初から上手に出来るわけでなく、お姉さんバチのダンスに追従したり、自分でもダンスするんだけど誰にも見向きしてもらえなかったり、という経験を通して一人前になるそうです。 

そして同じ蜜を集めに行くのでも、ダンスで教わった蜜源に行くハチと、自分んで新しい蜜源を開拓するハチと2種類いるそうで、それはその方が都合が良いですよね。

痒いところに手が届くようなその行動、やっぱりミツバチってすごい! 

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